中島 周(なかしま しゅう)
◇出身地:久留米市
◇血液型:B型
◇誕生日:12月14日

◆バレエをはじめた頃の思い出
僕の祖父は、音楽やダンスに関係する仕事をしてきた人で、久留米にバレエ教室を開いたんです。そのバレエ教室を母が受け継ぎ、僕は3歳のときから、自然とバレエを習いはじめることになりました。もちろん3歳でしたから、はじめた頃の記憶は全くなくて、気がついたら稽古場にいたという感じです。17歳で留学するまで、バレエ教室で僕はただ一人の男性でした。女性ばかりに囲まれての稽古は、恥ずかしくもあり、嬉しくもあり(笑)。もしかしたら、その環境がこれまでバレエを続けてられてきた原動力なのかもしれません(笑)。
不思議なことに、兄二人も妹もバレエは全く習わされなかったんですよ。僕だけが母にバレエ教室に連れていかれて。祖父のDNAが僕に強く流れていたからかもしれませんね。
◇憧れの作品
ベジャールさん振付の『恋する兵士』を初めて見たのは確か16歳のときだったと思います。ミシェル・ガスカールさんが踊っているのをビデオで見て、一瞬で大好きな作品になってしまいました。僕が見たのは、おそらく『エロス・タナトス』の中で踊られたときのものだと思いますが、踊るよろこびが全身からみなぎっているように感じたんです。いつか絶対に踊ってみたい憧れの作品です。
◆今、ハマっているもの
今、ハマっているというより、ずっとハマっているのですが・・・。僕は花が大好きで、いつも季節の花を部屋に飾っています。今の季節だとシクラメン、ポインセチア、椿、ノースポールなどの花。実家は庭にも部屋にも花があふれていて、ロンドンに留学して初めて一人暮らしをしたときも、当たり前のように自分の部屋に花を飾っていました。
海外ツアーに行くと、一都市に1週間くらい滞在することもあるんですが、そんな時でも花を買って部屋に飾っているんですよ。花のない生活なんて、僕には考えられませんね。
一番好きな花はアマリリス。一輪でも存在感があるところに惹かれます。僕もそんな人になれたらな、と思ったりして(笑)。
◆愛してやまない食べ物
自分で作ったカレーです。僕は外では絶対にカレーは食べません。自分の作った以上のものは食べられないと思うから、食べる勇気が出ないんです。タイカレー、ビーフカレー、チキンカレー、ドライカレー・・・カレーと名が付くものはすべて作ります。
カレーを作る過程が好きなのかもしれません。無心になれるというか。1日目に玉ねぎを1時間以上炒めて、いろんなスパイスを加えベースとなるルーを作る、2日目に野菜や肉を用意しルーと合わせ、3日目にようやく食べるときのよろこび!もちろん市販のルーは使いません。だから、2度と同じものは作れないんですけどね。
男女問わず好きになった人にはカレーを食べさせますし(笑)、食べた人みんなが「美味しい!」と言ってくれるんですよ。時にはカレーを冷凍して送ることもあるくらい好評です。
料理はロンドンに留学したときに始めました。それまで実家では包丁すら持ったことがなかったんですが、今では料理が趣味と言ってもいいほど。カレーだけなく、パスタも得意料理のひとつです。
◆次回登場の高木綾はどんな人
おそらく僕より年下のはずなんですが、包容力や母性を感じさせる女性です。芯のしっかりした部分と現代の若者の感覚をバランスよくもっていますね。彼女は英語がとっても上手で、ときどき英語で会話したりしてます(笑)。もちろん冗談ですが。
今回の『くるみ割り人形』で初めて本格的に組んでいますが、正直なところふたりともいっぱいいっぱいで、じっくりと話す時間がなかなかとれないんです。でも、彼女がどう思っているのか、何を考えて踊っているのか、目を見ればわかるくらい“目が語っている”ので、とても踊りやすいですね。
◆『くるみ割り人形』の初日を前に一言

やればやるほどわからなくなってくる・・・奥の深い作品です。無限の広がりがあるというんでしょうか。振付指導の首藤康之さんに助けていただきながら、何とか僕なりの“M…”を作りあげられるよう、リハーサルに没頭してます。
首藤さんは、決して「こうやりなさい」とは仰らないんです。踊りでも演技でも10パターンくらい見せてくださって、そこから僕なりのものを見つけたらいいという教え方をしてくださいます。無限にアイディアが出てくる首藤さんの蓄積の大きさに驚かされながら、刺激的な時間を過ごさせてもっています。
この作品は演劇的な要素が強い作品ですので、そこを楽しんでいただけたらいいですね。 僕の演じる“M…”は、いろんな顔を持っているキャラクターですから、今までに見せたことのない顔をご覧いただけると思います。ぜひご覧になってください。

『くるみ割り人形』リハーサルの様子(撮影:中谷広貴)



